G1ホースの訃報

2013/12/10

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昨日は相次いでG1ホースの訃報が飛び込んできた。

 ダイユウサク  28歳  第36回有馬記念 優勝

 イソノルーブル 25歳  第52回オークス 優勝

ともに1991年のG1馬である。
28歳と25歳か~。まぁ、2頭とも大往生でしょう。お疲れ様。

 どうか安らかに・・・合掌。

ダイユウサクと言ったら、有馬記念。
有馬記念と言ったら・・・やっぱり、あのセリフですよね。

  これはビックリ、ダイユウサク!

ほんと、ビックリですよ。
なんせ、あの大本命のメジロマックイーンを負かしての1着ですから。
この有馬記念で負けたメジロマックイーンは結局、
関東のG1レースは1個も獲れずじまいのまま、引退してしまった。

この年は京都金杯もダイユウサクが勝ち、暮れの有馬記念もダイユウサク。
まさにダイユウサクで始まり、ダイユウサクで終わった1991年だった。
また、このレース実況で言った
「これはビックリ、ダイユウサク」という名台詞を受けての
翌年、エリザベス女王杯を18頭立て17番人気で勝った
タケノベルベットを表して、

 平成のビックリ娘

だったりするわけです。

ところで、
この有馬記念はサイン読みをしている人の間では有名ですよね。
たしか、このレースの何日か前に、
高倉健さんが来年のJRAのCMキャラクターに決まったと発表されて、
ん?これは何かのサインかも!?
な~んて、サイン読み派は高倉健さんに関して調べまくったりしたものだ。
もちろん、その頃はネットなんてないから調べるのもひと苦労だったはず。
今じゃ、ネットで名前を検索すればすぐに分かるもんね。
いい時代だ。ウィキペディア、重宝してます。

それで結局は見事に高倉健さんのサインがこの有馬記念で使われて、

 単勝  15番  13,790円
 枠連 1-5    3,750円

ダイユウサクが見事に第36回有馬記念を制覇したんですよね。
ちなみに、高倉健さんのサインは本名の

 小田剛一(おだごういち

で、枠連 1-5 (5-1)←ごういち

単純だけど、この有馬記念のサインはある意味、伝説になってたりする。
この馬の主戦ジョッキーだった熊沢重文騎手も今年で45歳。
JRA史上唯一、平地と障害の両G1レースを制覇した騎手でもある。
根本康弘元騎手もダービーと中山大障害を勝ってるけど、
当時、障害にはグレード制は導入されてなかったんですよね。
ん~、根本さん・・・残念っ!
そんな熊沢騎手はまだまだ現役で頑張っている。
現在の勝ち鞍は968勝。なんとか1000勝まで頑張ってもらいたい。


イソノルーブル・・・お前もか。

イソノルーブルと言ったら、あの桜花賞ですね。
レース直前に落鉄した1番人気馬のイソノルーブルはその後、
フジテレビの中継時間内に間に合わなくなる為、
右前脚の蹄鉄を付けないまま発走させられてしまった。
その結果、いつものように逃げることが出来ず、5着に沈んだ。

 裸足のシンデレラ

なんて言われたりしてましたね。
勝ったのは3戦無敗の4番人気シスタートウショウ。
2着に13番人気のヤマノカサブランカなんて来たもんだから、

 枠連 6-7(22,630円)

当時の八大競走で最高配当を記録した。
 ※八大競走(桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞、天皇賞・春・秋、有馬記念)

リベンジに燃えるイソノルーブルは、
次走のオークスではまさかの大外枠の8枠20番。
人気のほうも距離と大外枠が嫌われたのか、屈辱の4番人気に。
1番人気には桜の女王シスタートウショウ。
ちょうど、
桜花賞のイソノルーブルとシスタートウショウの人気が逆になった形ですね。
でも、今回はシッカリとガラスの靴を履いたイソノルーブルは、
スタートして内に切れ込むとスタコラサッサと逃げまくる。
後ろに19頭を従えて最後の直線に入っても脚は衰えず、
大外から飛んできたシスタートウショウの追撃をハナ差おさえて
見事にオークスを制した。
いや~、ドラマチックですね~。ロマンですね~。

このオークスを勝ったイソノルーブルはもちろんだけど、
2着のシスタートウショウも凄かったし、鞍上の角田騎手も凄かったね。
なにが凄いって、
この大舞台での1番人気馬を後方2、3番手でレースを進めるなんて、
まともな心臓の持ち主では出来ない芸当ですよ。
しかも、シスタートウショウに騎乗した角田騎手は当時20歳くらいでしょ。
そういえば、
あとで雑誌か何かで読んだ記憶があるんだけど、
角田騎手いわく、「生まれてこのかた、緊張したことは一度も無い」らしい。
ですよね~。あのオークスの騎乗を見れば納得です。

そんな角田晃一元騎手も今では2011年に調教師として開業して、
先月のファンタジーステークスをベルカントが優勝。
調教師として重賞初制覇もしました。
そのベルカントが今週の朝日杯フューチュリティステークスに出走してくる。
牝馬にもかかわらず朝日杯FSに挑戦なんて・・・
一瞬、無謀にも思えるけど、幸い今年の牡馬軍は手薄なメンバー。
なにしろ、牝馬のベルカント以外には重賞勝ち馬がいないのだから。

まぁ、そうは言っても今回はG1レース。
牝馬が牡馬相手に勝つのは容易いことではありません。
現に30年以上も牝馬の優勝は無いみたいですし・・・
いや、待て!
たしか、それは1991年から2003年までは条件的に
牝馬は出走できなかったせいとも言える。
うん、そう考えると、
今年はベルカントに期待してみるのもいいかもしれない。

ベルカントの鞍上は今年、G1レース2勝の天才武豊だ。
JRAの平地G1レース全22戦の内、
唯一、勝ってないのがこの朝日杯フューチュリティステークスのみ。
しかも、中山開催の朝日杯FSは今年が最後ですし、
来年からはジャパンカップダートが改称されて、
チャンピオンズカップとして中京競馬場で開催されるという。

そんな節目の年だからこそ、
是非とも武豊騎手には今年中に朝日杯FSを制覇してもらって、
前人未到のグランドスラムを達成してもらいたい。
・・・なんてね。

そういえば、
ベルカントに騎乗してファンタジーSを勝った武豊騎手は、
勝利ジョッキーインタビューで角田調教師のことを振られて、

 「まぁ、後輩ですけどね。」

って冗談まじりで言ってたな。

いいですよね、こう言える騎手と調教師の関係って。
2流、3流の元騎手が調教師になって厩舎にいい馬が集まってくると、
途端に天狗になったり、「俺様」って感じになる奴いるでしょ。
嫌いなんだよね~、そういう奴ら。
あいつとか、アイツとか、こいつにそいつ・・・。

って、あれ!?
今回はG1馬2頭の追悼記事のつもりで書き始めたんだけど、
いつの間にか話が脱線してしまったようです。
その辺のところは文章力の無いド素人のブログなもんで、
どうか大目にみてやってください。

う~ん、この2頭がG1を勝った1991年頃といえば、
それより少し前に登場したオグリキャップの影響もあって、
競馬人気が最高潮に盛り上がっていた時代でしたよね。
3兆円産業だの4兆円だのと言われたりしてた時代だった。

仕込みや、ヤラセでも何でもなく自然発生的に巻き起こった
感動の中野コールは前年の日本ダービーでの出来事だったかな。
あんな時代はもう来ないのだろうか。

な~んて、ニワカの自分が知ったかぶりして書いてみた。

あっ!もう1頭、
G1レースの名脇役だったマチカネタンホイザも死亡したらしい。
この馬といえばクモを食べて蕁麻疹と、鼻血が有名でしたね・・・合掌。

こんなところです。

なにげに風邪が長引いてます。ではまた。

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